行政書士村上事務所

建設業の資格 取得設計ノート ── 許可・配置・経審に効く順で投資する

建設業の資格は数が多く、「どれから取らせるか」で迷いがちです。判断軸はシンプルで、①許可・配置に効くか ②経審の点数に効くか ③現場の実務に効くかの三つ。会社として投資すべき順に整理します。

第一章資格の三階層

階層 資格 効くところ
幹(最優先) 施工管理技士(1・2級)と技士補 専任技術者(許可)・配置技術者(専任)・経審Z点(2級2点/1級5点/講習受講6点)・技士補は監理技術者の2現場兼任を可能に
建築士/電気工事士/浄化槽設備士など業種系 対応業種の専技・受注範囲の拡大
技能士・登録基幹技能者・各種特別教育 現場力・CCUSレベル(基幹技能者はZ点3点)・元請の職長要件
図 資格は三階層。効く場所が違う投資する順番施工管理技士(1・2級)・技士補専任技術者/配置技術者/経審Z点技能士・登録基幹技能者CCUSのレベル/W点/現場力各種講習・特別教育法令上の必須。点にはならない上から順に投資してください。葉から始めても、許可も点数も動きません。

幹の資格は一人取るだけで、許可の要件・現場の配置・経審のZ点の三つに同時に効きます。枝は現場力とW点に、葉は法令上の必須事項です。限られた費用と時間をどこから使うか迷ったときは、この順で考えてください。

第二章会社としての取得設計

  1. 2級技士補→2級→1級の階段を新人の標準コースに(一次合格だけでも技士補=戦力)
  2. 受験資格の実務経験は緩和が進んでいます(19歳以上で1級一次受験可等)。最新の受験資格で計画を組み直すと1〜2年前倒しできることがあります
  3. 費用会社負担+合格手当+CCUSレベル手当をセットにすると、定着とZ点(経審)に同時に効きます
  4. 講習・CPD(学びの点数化)も忘れずに。資格と講習の二本立てが加点の設計です

第三章つまずきの記録

つまずき 防ぎ方
資格者が特定の1人に集中し退職で崩壊 「一資格二名」を目標に。専任配置の余力=受注力です
資格と業種の対応を誤解して専技に立てない 取得前に対応表(国交省)で確認。迷ったらご相談を
執筆体制

行政書士村上事務所熊本市/創業2004年

建設業許可・経営事項審査・入札参加資格を専門に扱っています。お客様の紹介で広がり、取引先は100社を超えました。

顧問技術士・一級建築士

技術と設計の側から、評点の組み立てと施工体制について助言を受けています。

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不動産・都市計画・開発許可・農地転用の実務ノートを100本以上載せています。土地から入る案件は、あわせてご覧ください。

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